データ型とは?
Javascriptに限らず、プログラミング言語には、データ型というものが存在します。
データ型とは、文字列・数値・真偽値などの「値の型」のことを指します。
データ型は、大きく分けてプリミティブ型とオブジェクトの2つが存在します。
ちなみに、変数にも型が存在します。
Javascriptの変数の型には動的型付け言語と静的型付け言語の2種類が存在します。
Javascriptの変数の型は上記の2種類ですが、プログラミング言語によってその種類は異なります。
Javascriptのプリミティブ型(基本型)
データ型の1種である、プリミティブ型(基本型)とは、Number(数値)・String(文字列)・Boolean(真偽値)などの基本的な型と言われる合計7つのことを指します。
つまり、オブジェクトでなく、メソッドを持たないデータのことです。
プリミティブ型(基本型)の特性
全てのプリミティブ型(基本型)には、イミュータブルという「一度値を設定したら、その値自体を変更することができない」という特性を持ちます。
これはどういうことかというと、例えば、変数は、変数の中身を指定しても、constを使用しない限り、指定した中身をあとから変更することが可能です。
しかし、例に出した「変数」ならば変更ができる「一度指定した値」を後から変更できない特性がイミュータブルです。
プリミティブ型(基本型)の一覧
Number(数値) | 「10」や「1.2」などの数値のデータ型 |
BigInt(巨大な整数) | ES2020から追加された9007199254740991nなどの任意精度の整数のデータ型 |
String(文字列) | “あいうえお” などの文字列のデータ型 |
Boolean(真偽値) | trueまたはfalseのデータ型 |
undefined | 値が未定義であることを意味するデータ型 |
null | 値が存在しないことを意味するデータ型 |
Symbol(シンボル) | ES6で追加された一意で不変な値のデータ型 |
Javascriptのオブジェクト(複合型)
Javascriptのオブジェクト(複合型)とは、複数のプリミティブ型の値または、オブジェクトからなる集合のことを指します。
こう言うとややこしく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うとプリミティブ型以外のデータ型は、全てオブジェクトです。
オブジェクトは、値そのものではなく、各値への参照を経由して操作されるため、参照型データとも呼ばれます。
機能としては殆どの場合、変数と関数で構成されており、オブジェクトの中ではそれぞれプロパティやメソッドと呼ばれます。
オブジェクト(複合型)の特性
オブジェクトは、プリミティブ型とは正反対で、「一度指定した値自体を変更できる」ミュータブルの特性を持ちます。
Javascriptデータ型の確認方法
データ型を確認するには、未評価のオペランドの型を示す文字列を返す、typeof演算子とObject.prototype.toStringを使用する方法があります。
Javascriptデータ型の確認するtypeof演算子の使用方法
typeof演算子の構文は以下のとおりです。
typeof(型を調べる値)
例えば、下記の通り、変数nameに文字列、変数名が格納されていたとします。
let name = ‘変数名’;
そして、変数に格納された値のデータ型を知りたい場合、consolelogに、typeof(name)と記述すれば、変数nameのデータ型(string)が表示されます。
ただし typeof演算子はnullやオブジェクトを詳しく判別できません。
より正確に、それらを判別する際は、Object.prototype.toStringを使用します。
Object.prototype.toStringとは?
全てのオブジェクトはtoStringメソッドを持ちます。
文字列が期待される構文で参照された際や、オブジェクトが文字列として表される場面に、自動的に呼び出されます。
toString()メソッドは、オブジェクトを表す文字列を返す際に使用されます。
Object.prototype.toStringを使ったデータ型の確認方法
構文はこちら
let name = Object.prototype.toString;
toString.call(型を調べる値)
例えば、console.log(typeof(null));
こちらを、typeof演算子を使用してデータ型を確認した場合、「object」と出力されます。
ですが、Object.prototype.toStringを使用して、データ型を確認した場合、記述は下記の様になり、出力結果は「object Null」となります。
このように、Object.prototype.toStringは、typepfでは確認しきれないデータ型も確認することが出来るので、こちらを常に使用すると良いかと思います。
let name = Object.prototype.toString;
console.log(toString.call(null));
オペランドとは?
オペランドとは、式に登場する数値や変数のことで、式を構成する要素のうち、演算子ではない方の要素を指します。
オペランドの例としては、演算子は「+ – × ÷」などがあげられます。
仮に1+10という式があったとして、1と10がオペランド、+が演算子となります。
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